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英語のアクティビティをするときには、できるだけ体を動かしながら行うようにしましょう。言葉は、アクションをつけたり、ジェスチャーしながら学習した方が、記憶によく残ると言われています。また、戸外で学習した方が覚えやすいという子どももいますので、外で学習してみるのもいいでしょう。



ここ helpful language (PDF, 200KB) には、ビデオで使われている表現が掲載されています。アクティビティを行う際に活用してください。

本やインターネットには英語の詩や歌がたくさん載っています。昔ながらの子供向けの詩は「ナーサリーライム(童謡)」と呼ばれています。こうした童謡にアクションをつけてみましょう。そうすれば、体を動かしながら単語を学ぶことができます。歌詞の中から単語をいくつか選び、それに合ったアクションをつけます。

童謡を使ったアクティビティは次のような4つのステップで行います。
1 動作を真似する (Copy me.「わたしの真似をして」)
2 いくつかの単語を真似して言う (Copy me and say these words: ...「わたしの真似をしながら、言ってみて」)
3 全体を一緒に言う. (Let's do it together.「一緒にやってみましょう」)
4 ひとりでぜんぶ言う。 (Now you do it.「今度はひとりでやってみて」)

このステップを何回か繰り返しながら、2~3週間かけてひとつの童謡に取り組みます。アクションを大きくして楽しく見せるのが、長続きさせる秘訣です。

また、このようなパフォーマンスを誰かに見せることにすると、子どもたちは練習に励むようになります。たとえば、「大好きなおばあちゃんに見せる日」などのように決めて練習するのもよいでしょう。

例を2つ紹介します。どちらもビデオでも紹介していますので参考にしてください。

Two Little Birds

これは昔からあるナーサリーライムです。英語を学習したばかりの頃に習う表現を使っていますので、復習にもなります。
[両手の人差し指を立ち上げて] Two little birds, sitting in a tree – [hold up a finger from each hand](二羽の鳥が木にとまってる)–
[片方の人さし指を曲げながら話している様子を表して] My name's Lucy. [bend one finger as if it's talking].(わたしはルーシー)
[もう片方の人さし指を曲げながら話している様子を表して] My name's Lee. [bend the other finger as if it's talking] (ぼくはリー)
[片方の指にあいさつ] Hello, Lucy. [address the first finger](こんにちは、ルーシー)
[もう片方の指にあいさつ] Hello, Lee. [address the second finger](こんにちは、リー)
[片方の手を後ろに隠して] Goodbye, Lucy. [put the hand of the first finger behind your back](さよなら、ルーシー)
[もう片方の手を後ろに隠して] Goodbye, Lee. [put the hand of the second finger behind your back] (さよなら、リー)

Craft activities のセクションでは、ここに登場している鳥のパペットの作り方が載っています。アクションと一緒にぜひ使ってみてください。

ジャンプ!クラップ(手をたたいて)!



ここ helpful language (PDF, 200KB) には、ビデオで使われている表現が掲載されています。アクティビティを行う際に活用してください。

アクションにリズムをつけて、一緒にやってみましょう。1行ずつ練習します。
Jump! Clap! (ジャンプして!手をたたいて!)
Bend your knees! (膝をまげて!)
Go forward! (前に!)
Go back! (後ろに!)
Do it again, please! (もう一度やってください!)

Jump! Clap! (ジャンプして!手をたたいて!)
Nod your head! (うなずいて!)
Turn left! (左を向いて!)
Turn right! (右を向いて!)
Touch something red! (赤いものに触って!)

Jump! Clap! (ジャンプして!手をたたいて!)
Sit on the floor! (床に座って!)
Arms up! (腕を上げて!)
Arms down! (腕を下ろして!)
There isn't any more! (もう何にもない!)

十分できるようになったら、これらの表現を使ってゲームをしましょう。ハンカチなどで目隠しをして、交替で言われたとおりに動きます。たとえば、 Go forward.(「前に進んで」) Go forward again. (「もう一回前に進んで」) Turn left.(「左に曲がって」) Go forward, (「前に進んで」)などと言いながら、家のまわりや庭などを歩いてみてもいいでしょう。

ランニング・ディクテーション

例文をひとつ紙に書いて、どこか別の部屋においておきます。例文は子どもが使っているテキストから選びます。部屋に行って、例文を読み、よく覚えて戻って来るように言います。戻ってきたら、その例文を別の紙に書かせます。

よく覚えていなければ戻って見て来てもよいことにしますが、その代わり、できるだけ速く、ミスなく書くように言いましょう。時間を決めて、1つ終わったら次の例文に取り組ませましょう―ただし、これも素早く!もっと難しくしたいときは、一度に複数の例文を覚えて書かせるようにしましょう。タイムリミットや戻って見て来てよい回数を決めておくと効果的です。

以下は文例です。
My favourite colour's red.(私の好きな色は赤です)
Where's my ball?(ぼくのボールどこ?)
The big doll is under the red chair.(あの大きな人形なら赤い椅子の下だよ)
Today it's hot and I'm wearing a T-shirt.(今日は暑いので、Tシャツを着ています)
I like dogs. I don't like cats.(犬が好きです。ネコは好きではありません)
My toy snake is green. It's got a long body.(ぼくのおもちゃのへびはみどり色です。体は長いです)
He goes to work at eight o'clock. He works in London. He goes on the bus.(彼は8時に仕事に行きます。ロンドンで働いています。バスで行きます)

走れ!
家の庭や広場など広い場所のあちこちに、動物や色や数字など練習したい単語の絵カードを置きます。自分の位置から子どもが見えるところに置くようにします。このアクティビティは、子どもたちが何人かいた方が楽しいので、できるだけ複数で行いましょう。みんなで庭の真ん中に立ち、単語の名前をひとつ言ったら、子どもたちが一斉にその単語カードを探しに走ります。だれが一番先にカードを見つけるか競争します。